●作文(一部省略) 私は、今までの工作で使った牛乳パックの切れ端を活用できないかと考えていた時表面を撫でると裏表で絵が変わるスパンコールの服を見て、これを牛乳パックで作ってみたいと思いました。また、自然環境について伝えたいと思いポスターを作りました。牛乳パックは硬くて丈夫な所が良い所ですが、穴あけパンチで切り抜くにはとても硬くて手が痛くなったので、父と母に手伝ってもらいながら作りました。 次に下絵の裏表の色や順番を考えながら2枚ずつ貼り合わせてピースを作り、上下左右を少しずつ重ねながら台紙に縫い付けました。1日に数段しか縫っていけないので、完成するまでに20日程かかりました。ピースを貼り合わせて縫い付ける作業の繰り返しでしたが、3528枚使っているので縫っていくうちに段々重くなって大変でした。 完成して家族に見せると「すごい」と言ってくれたので嬉しかったです。表面を撫でると裏表で絵が変わり、表の地球と虹は「きれいな地球を守り、つくろう」、裏の木とecoは「木は大切な資源だから森林を守ろう、ecoに取り組もう」という意味を込めました。 1年生の時は何も知らずに作った工作でしたが、段々とエコやリサイクルに興味を持ち、作品を作る楽しさを通して牛乳パックは水に強いこと、もんでやわらかくして形を変えても丈夫であること、色々な色があることを知りました。そして紙の原料が木であること、その多くの木は輸入していること、古紙を使わずにバージンパルプで作られていること、リサイクルするとトイレットペーパーに生まれ変わることなど様々なことを学びました。6年間最後のこの作品は、今までの学びを生かした作品です。私は今まで木が地球温暖化の防止にどんな働きをするのか詳しく知りませんでした。でも、学校の授業で植物が二酸化炭素を取り込んでいることを知って、もし、木を切ったとしても無駄にしてはいけないと思いました。これからも妹たちと一緒にエコやリサイクルについて考え、限られた資源を大切にしていきたいと思います。 ●審査員評 スパンコールから思いついた素晴らしいアイデアに加え、それを仕上げるための大変な作業に根気よく取り組めました。まさに6年間の集大成ですね。環境問題を学ぶ意欲も旺盛で、今後も関心を持って学んでください。
●作文(一部省略) 工夫したところは、竜神様の背中の毛を作るところです。むずかしかったところは、うろこを切ってつけていくところです。見て楽しんでいました。 工作を通じてリサイクルや環境について考えたことは、いろいろな使いみちがあるということです。牛乳パックは、ティッシュペーパーやトイレットペーパーに生まれかわることが分かった。家庭でやっているエコは、お風呂の残り湯を洗濯機で使っています。 ●審査員評 細部まで丁寧に作りこまれ、迫力ある造形です。地元諏訪に伝わる竜神様。背中の毛やうろこには、牛乳紙パックの特性や色を上手に生かして表現しています。
各年の入賞作品はこちらから