★★★最優秀賞
『つまみ細工のかんざし』 秦 まりな さん
和歌山市立三田小学校 6年 |
「十三参りをした時に決意した気持ちを忘れないように、その時つけていたかんざしを思い出しながら作りました。つまみ細工は、江戸時代から伝わる技法で、布を正方形に小さく切り、これをつまんで折りたたみ、組み合わせることで花や鳥の文様をつくる伝統工芸です。端布や古布でできる、エコな工芸です。端切れを牛乳パックに変えて、紙、ポリエチレン、印刷の色など、それぞれの特性を利用して、再現しました。
十三参りは、かぞえで13歳になった子女が、厄払いとともに、智恵と福徳を授かる行事ですが、私は、周りの人たちも幸せになるよう、一緒にお祈りしました。来年、中学生になりますが、これまで周りの人からいただいた助けに感謝し、一生けん命勉強して、社会の役に立つような人間になりたいです。
」
●審査員評 伝統的な技法を参考に独創性で作り上げた、完成度が高く美しい作品。牛乳パックのいろいろな性質を生かすアイデアがたくさん詰まっていました。小学校6年間のリサイクルや環境への学びと実践を、これからも広げていってください。
|
|
★優秀賞
『パックのプック』 三浦 舞子 さん
郡上市立川合小学校 1年 |
「ぎゅうにゅうパックで、おさかなをつくりました。プックというなまえをつけてあげました。プックは、きれいなみずうみに、おともだちといっしょにすんでいる、ゆめのくにのおさかなです。むずかしかったところは、おなじおおきさのうろこをたくさんつくったことです。かたくて、きっているとき、てがいたくなりました。でも、りょうめんテープでいちまいずつ、ていねいにかさねてはりつけていくと、どんどんおさかならしくなっていって、わくわくしました。パックをうすくはがしてみたら、くるくるとカールしたので、おひれにつかいました。まるでプックがみずのなかでたのしそうにおどっているみたいになりました。プックみたいなさかながげんきにいきていけるために、うみやかわのみずをよごさないようにしたいです。
」
●審査員評 夢の魚を形にするのは難しいことですが、「元気で楽しい」魚という思いが、よく伝わってきました。指が痛くなりながら作ったたくさんのうろこは、色の選び方がとても上手で、質感もよく表していました。プックをずっと、可愛がってくださいね。 |
|
★優秀賞
『エコエプロン』 南部 彩華 さん
涌谷町立涌谷第一小学校 5年 |
「家庭の中でリサイクルでき、森林資源を守ることができるもの。私にも参加できることを考えた時、毎日飲んでいる牛乳のパックに気が付きました。牛乳パックのつやつやした表面が気になり調べてみると、ポリエチレンがコーティングしてあること、ポリエチレンは熱を加えると溶けて、接着剤の働きをすることも分かりました。この特徴と、水はじきが良く、油汚れにも強く、軽くて丈夫、衛生的であることに着目し、エプロンを作ることにしました。アイロンで熱を加え、パック同士を接着します。
工夫した点は、冷蔵庫から一度にたくさんの物を取り出せるようにポケットを大きくしたことです。何度も冷蔵庫を開閉しないですむので、省電力です。家族みんなで、このエコエプロンを使っています。
」
●審査員評 紙パックの特性をよく勉強・理解し、それを生かしています。冷蔵庫の開閉を少なくするためにポケットを大きくするなど、実際に使うことを想定して考えたアイデアが、実用性を高めています。家族みんなで使っているのが嬉しいですね。
|
|
★全国小中学校環境教育研究会賞
『牛乳パックじょうろ』 野場 千裕 さん
川口市立本町小学校 2年 |
「じょうろのくだの先のあなから水がでてこなくて、すきまから水がもれてしまいました。前つかったことがあるシリコンという名前のクリームをつかって、すきまをなくしました。くだの先から水がでるように、じょうろの先にあなをあけるのもたいへんでした。
くだがたおれてしまうから、とってのところにおもしをつけました。くだをささえるために、三角の紙をつくってささえました。
いっこいっこのぶひんをつなげるのがたのしかったです。つくったじょうろで、わたしが大切にそだてているお花に水をあげました。
」
●審査員評 実際に使える作品に仕上げるための製作過程での工夫が、よく伝わってきました。水が漏れないようにシリコンですき間をうめたアイデアには驚かされました。植物からできたもので植物を育てるアイデアはとてもすてきです。
|
|
★全国牛乳パックの再利用を考える連絡会賞
『花がさ』 鈴木 廉二 さん
山形市立桜田小学校 2年 |
「 牛乳パックで花がさをつくりました。ぼくは山形にすんでいて、なつのおまつりの時の花がさをつくってみたかったからです。
まず、牛乳パックをひらいて、切りました。それをテープで一つずつつけていきました。
それから、花をつくりました。むずかしかったです。赤い紙を花の形にして、ひらいて切りました。形がまあるくなるように、りょうめんテープで、はんぶんぐらいずつくっつけたところが、くふうしたところです。うまくできたので、だいじにとっておきました。
ぼくのうちでは、牛乳パックはいつもすてないでとっています。じょうずにリサイクルしていきたいと思います。」
●審査員評 花笠祭りで、実際に使ってみて欲しいと思うような、しっかりした作品でした。笠の形も、牛乳パックを細く切って並べてつなげたことで、きれいなカーブを描いています。伝統のお祭りをこれからも大切にしてください。
|
|
★全国牛乳容器環境協議会賞
『くじゃくのちょきんばこ』 中澤 花衣來 さん
川口市立朝日西小学校 1年 |
「くじゃくのちょきんばこをつくりました。りゆうは、おもしろくてかわいものをつくりたかったからです。
くふうしたところは、おかねがたまってくると、だんだんはねがひろがっていくしくみです。たくさんたまると、くじゃくが、はねをいっぱいにひろげます。
むずかしかったのは、はねをたくさんおってつくるのがとてもたいへんでした。おかねがたまったら、したのはこにいれるようにしました。
さいごまでがんばってつくりました。
」
●審査員評 こんなに楽しい貯金箱、初めて出会いました。コインの重みで羽が上がっていく仕掛けはシンプルですが、作るのは大変だったと思います。よく完成させました。工作の楽しさを、まわりのみんなに伝えてください。
|
|
★日本乳業協会賞
『幸せ(四合わせ)の青い鳥』 竹下 義峻 さん
さいたま市立道祖土小学校 6年 |
「以前に学習した立方体の展開図を参考に、牛乳パックの底をいかして組み立てると立方体になるように作図しました。これを牛乳パックに写し、切り出します。平面の紙から切り出すのではなく、直方体の牛乳パックから、1枚の展開図を切り出すという点が難しかったです。内側から留めると箱ができあがるので、ギフトボックスとしても使用できるデザインにしました。知育玩具としても楽しめると思います。」
●審査員評 これまでになかった分野での、牛乳パックの活用方法がとても新鮮でした。タイトルもデザインも、センスの良さを感じました。学習と遊びというテーマで、いろんなことにチャレンジしていってください。
|
|
|
★佳作★ |
『牛乳パックツリー』 上道大聖さん
中頓別町立中頓別小学校 1年 |
|
『レーシングカー』 林廉大朗さん
豊中市立南丘小学校 1年 |
|
『ぼくだけのろけっと』 辻春人さん
岐阜市立長良東小学校 1年 |
|
『ぎゅうにゅうぱっくつみき』 甲斐凛音さん
宗像市立赤間小学校 1年 |
|
『テニスラケット』 東原寛人さん
吹田市立古江台小学校 1年 |
|
『グリーンサウルス』 金須良輔さん
横浜市立石川小学校 1年 |
|
『ぎゅうにゅうパックのバスケット』 柴田愛花さん
神崎市立神崎小学校 1年 |
|
『牛乳パックの花のれん』 浦川碧希さん
富山市立萩浦小学校 2年 |
|
『牛乳パックデコレーションハウス』 保木いづみさん
宿毛市立沖の島小学校 2年 |
|
『ごうかきゃくせん』 守谷祐乃さん
大崎市立長岡小学校 2年 |
|
『モーモーハンガー』 佐々木清花さん
北海道教育大学付属釧路小学校 2年 |
|
『ショベルカー』 福井瑛子さん
京都女子大学付属小学校 2年 |
|
『ミルクシロフォン』 高田悠里さん
習志野市立実籾小学校 3年 |
|
『ぼくより長い手』 秦幸生さん
和歌山市立三田小学校 3年 |
|
『深海に住む18mのダイオウイカ』 奥野絢也さん
福井市社北小学校 4年 |
|
『花火大会』 林陽さん
野迫川村立野迫川小学校 4年 |
|
『きずなふっこう船』 菊田有由未さん
気仙沼市立九条小学校 4年 |
|
『牛乳パックから世界地図を』 百澤楽さん
さいたま市立道祖土小学校 4年 |
|
『リサイクルスリッパ』 山崎咲織さん
仙台市立八幡小学校 5年 |
|
『牛乳パック服』 槇祐佳子さん
神戸市立桂木小学校 6年 |
|
『夢見る富士山』 鈴木久嵐さん
西尾市立鶴城小学校 6年 |
|
『ビーダマコースター』 中山結里可さん
野田市立岩木小学校 6年 |
|
『恐竜骨格』 及川鼓音さん
仙台市立八幡小学校 6年 |
|
|