★★★最優秀賞
『これがぼくの栗原小学校』 久保谷 尊 さん
つくば市立栗原小学校 6年 |
「小学校で最後の夏休み、ぼくは牛乳パックの工作でどうしても作ってみたいと思うものがありました。ぼくが1年生から通い続けた栗原小学校です。長い間お世話になった思い出がいっぱいの学校を、大好きな牛乳パックの工作で心をこめて作り、形に残したいと思いました。
作り始める前に、学校に行って何枚も写真を撮り、構想を練りました。作り始めると、アイデアが次々とうかんできました。実物の質感を考えて、校庭や木の葉は取り出したパルプを使い、校舎はフィルムをはがした紙パック、そしてはがしたフィルムは窓や体育館の屋根に、紙パックの厚い部分は木の幹に…。実物とは少しだけ違うところもあるけれど、校庭の子ども一人ひとりまで心をこめて作りました。みんな仲よく元気いっぱい、これが栗原小学校です。
限りある資源を大切にするために進んでリサイクル活動に取り組んで行きたいと思います。未来に向けてがんばります。」
●審査員評 「これが全部牛乳パック?!」、と誰もが驚き、感動を呼ぶ大作。細部を見ていくと、思い出がストーリーとして湧き上がってくるようです。作品のテーマ「6年間の思い出を形に残す」ことに向けたその実行力を、これからも大いに発揮していってください。
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★優秀賞
『深海のそうじ屋ダイオウグソクムシ』 神谷 泰良 さん
岐阜市立長良東小学校 3年 |
「ぼくは、大好きな深海生物のダイオウグソクムシを作りました。思ったより、はさみがすべって切りにくかったです。でも、せ中のこうらがツルツルしている様子を表すには、牛にゅうパックをつかってよかったと思います。うら側も、7対14本の足がきれいに見えるように、本物そっくりに作れました。夏休みには、沼津にある深海魚水族館に行って、ダイオウグソクムシに会ってきました。太陽の光がとどかない暗い海底で、死んだ魚などを食べる深海のそうじ屋さん。それなのに、残念だけど、深海にも人間のゴミがたくさん落ちていると、本を読んで知りました。ビニールふくろや空きかん、マネキンから冷ぞうこまで。ダイオウグソクムシはとてもこまっているだろうな。ぼくは、作ったダイオウグソクムシを家のなかにかざって、自分が出したいろいろなゴミの行方を考えて、ダイオウグソクムシにめいわくをかけないように気をつけたいと思いました。」
●審査員評 迫力満点。独創的で繊細、完成度も高く、実際のダイオウグソクムシを水族館や本で調べるなど、旺盛な研究心にも好感が持てます。 |
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★優秀賞
『町びかトング』 坂本 花南雨 さん
川崎市立向小学校 2年 |
「ラジオ体そうに行っているこう園にゴミがたくさんおちていてきたないから、手をよごさないで、まい朝きれいにできたらいいなとおもって作りました。はさむぶぶんに、わゴムをつけてつかみやすくしたり、つかったあとは、さきがきたなくなるので、入れものをつくりました。ばねをつけるいちと、紙をおりまげるところがむずかしかったです。
きたないこう園であそぶのはいやだからよごさない。よごしてもきれいにしてかえります。一どでもゴミひろいをすればゴミをすてなくなると思います。
ぎゅうにゅうパックをそのまますててしまうのはもったいなくて木にしつれいだと思ったからサイクルしています。」
●審査員評 「きたなくていやだな」との思いを、きれいにする道具作り、そしてゴミを拾うことにまでつなげた、素晴らしい作品です。その気持ちは、きっと周りの人にも伝わることでしょう。
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★全国小中学校環境教育研究会賞
『へんしんバッグ』 久保田 冴月 さん
熊谷市立桜木小学校 1年 |
「ぎゅうにゅうパックにはペットボトルがちょうどはいります。だから、ぎゅうにゅうパックをつかってバッグをつくりました。
かぞく4にんのペットボトルがはいるように、パックを4こつかいました。パックを2こずつくっつけて、バッグのかたちがかわるようにしました。かたちがかわるので「へんしんバッグ」です。おかあさんにおしえてもらって、かたちがかわってももちやすいように、もつところのつけかたをくふうしました。まっすぐならべたかたちにすると、れいぞうこのぎゅうにゅういれにバッグがそのままはいります。
パックのなかには、ほれいシートをつけました。まわりにはなつやすみにそだてたあさがおをおりがみでつくってかざりました。カラフルでかいものがたのしくなるバッグになったとおもいました。」
●審査員評 牛乳パックとペットボトル、その大きさによく気がつきましたね。牛乳パックの特性を活かし、活用の可能性を広げました。作品としても、ていねいで楽しく、きれいに仕上がっています。
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★全国牛乳パックの再利用を考える連絡会賞
『もりだこ』 寺坂 太智 さん
京都女子大学附属小学校 1年 |
「 ぼくは、おかあさんとぎゅうにゅうパックでつくったぼうしをみて、たこをつくるときめました。ちょうどぼうしの上がたこのどうたいのようにおもいました。あしはじゃばらにするとのびたりまがったりするので、おもしろいとおもいました。
さいしょは、ぎゅうにゅうパックがかたかったので、まっすぐきれませんでした。たくさんやりなおしました。ぎゅうにゅうパックをつなげることもむずかしかったです。
ぎゅうにゅうパックは、かみでできています。このたこは、もりからやってきたたこなので、「もりだこ」となまえをつけました。」
●審査員評 自由な発想が生んだダイナミックでインパクトのある作品。ネーミングもいいですね。たくさんやりなおして、最後までよく作り上げました。
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★全国牛乳容器環境協議会賞
『妹のオーダー・チェア』 南部 篤司 さん
涌谷町立涌谷第一小学校 4年 |
「「お兄ちゃん、ありがとう。」4さいの妹はニコニコしながら。ぼくに伝えてくれた。
我が家の食事は、座卓を使っています。妹は、イスにおしりを半分乗っけて、ほとんど立ち食い状態だったり、座らせると足をブラブラしたり、お父さんに行儀と姿勢が悪いと注意されていました。コツコツ貯めた牛乳パックで、イスを作り始めると、頭の中で想像していたイスと全然ちがうイスが出来上がっていき、失敗をくり返した。そこで、家族に相談した結果、完成図をノートにかいて順序良く作っていくと順調に仕上げることができました。妹に使ってもらうと気に入り、落ち着いて食事やお絵かきをしてくれて背もたれが長いことで姿勢が安定しています。食事が毎日楽しいです。
これからも、家族や友達そして、自然に対しての思いやりの心で接していきたい。」
●審査員評 しっかりした構造で、形状も美しく、実用性がたいへん高い作品。妹思いの良いお兄ちゃん像が伝わってきます。
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★日本乳業協会賞
『牛乳パックのよろい』 秦 幸生 さん
和歌山市立三田小学校 4年 |
「家にあったおじいさんの古いよろいをほどいてかた紙を作って、牛乳パックを切り取り、本物のよろいと同じように組み立てた。特に守らなければならない胴やこての部分は牛乳パックを二重にした。牛乳パックから取ったパルプを細く長くつないでひもを作り、部品をつなげるのに利用した。一番大変だったのは。固い紙パックに、同じ間かくであなを開けることだった。あなあけパンチでは開けられないあなもあり、一けつパンチや電動ドリルなどいろいろな道具を使って約900このあなを開けた。
よろいは、部品をひもで結んで固定しているので、こわれたら、そこだけを取りかえて、長い間使っていける道具だと思った。身の回りにあるものも、しゅうりをして長く使っていくようにしたい。」
●審査員評 途中で投げ出さず、よく最後まで作り上げました。修理して使うことを実地に学習できたのも良い体験でしたね。
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★佳作★ |
『ゆきのけっしょう』 大畠瑞葵さん
河内長野市立石仏小学校 1年 |
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『エドモントサウルス』 対馬琢斗さん
さとえ学園小学校 1年 |
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『「はな」のおめん』 田尻絢楓さん
加古川市立加古川小学校 1年 |
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『ぎゅうにゅうぱっくのいど』 谷川礼和さん、仁香さん
京都女子大学附属小学校 1年 |
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『ぎゅうにゅうパックのカメ』 滝澤理央さん
静岡市立中田小学校 2年 |
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『牛にゅうパックトリックアート』 伊藤颯良さん
横浜市立大岡小学校 2年 |
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『牛にゅうパックトリックアート』 伊藤輝乃介さん
横浜市立大岡小学校 2年 |
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『六十めん体くす玉』 宮理紗子さん
京都女子大学附属小学校 2年 |
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『おすわり牛にゅうパックプランターくん』 北岡潤一郎さん
呉市立白岳小学校 3年 |
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『ストラックアウト』 岩脇慶太さん
ふじみ野市立鶴ケ丘小学校 3年 |
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『紙パックのパルプでおもちゃ作り』 野口日菜子さん
熊谷市立大幡小学校 3年 |
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『グランドピアノ』 古宮優季さん
宇陀市立榛原小学校 3年 |
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『パルプで風りん』 藤井天音さん
垂井町立垂井小学校 3年 |
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『きれいなかざり』 矢野秋さん
鹿児島市立武小学校 4年 |
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『ミルクフラフープ』 高田悠里さん
習志野市立実籾小学校 4年 |
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『エコトランプ』 大竹凛桜さん
相模原市立弥栄小学校 4年 |
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『グルグルゲームで遊ぼう』 高木康希さん
金沢市立諸江町小学校 4年 |
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『牛乳パックちょうちん』 名波藍吏さん
島田市立初倉南小学校 5年 |
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『牛乳バック』 金子聖和さん
恵那市立東野小学校 6年 |
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『牛乳パックで作ったすだれ』 今泉光翔さん
熊谷市立大幡小学校 6年 |
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『牛乳パックのティアラ』 金子桜さん
北区立滝野川第三小学校 6年 |
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『雨が降っても星空を楽しめるかさ』 有尾隆佑さん
岐阜市立長良東小学校 6年 |
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『牛乳パックの自動車』 松下拓磨さん
京都女子大学附属小学校 6年 |
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