「私の住む町・岐阜と、牛乳パックの良いところを一緒に伝えられるといいなと思い、岐阜の伝統工芸である岐阜提灯を作ることにしました。ヒゴの代わりも、胴の紙も、飾りの絵も、すべて牛乳パックから作りました。ちょうど妹が、地元の岐阜提灯の会社を見学して、提灯の作り方の工程を書いた紙をもらってきていたので、お母さんにも手伝ってもらって型を作り、手をボンドでべたべたにしながら、なんとか和紙をはりました。絵柄は、岐阜のシンボルの金華山、岐阜城、信長、鵜飼にしました。夏休みいっぱいかけて完成しました。この作品は、牛乳パックはゴミではなく、可能性がある資源だという私からのメッセージです。」 ●審査員評 牛乳パックと岐阜の良いところを同時に伝えたいという着想から岐阜提灯へと発展し、その中に地域の特徴を見事に表現しており、技術力、完成度とも高い作品に仕上がっている。
「ハリネズミのはりが、カラフルになるようにはりつけました。むずかしかったのは、足をバランスよくつけるところです。いつもは部屋にかざっていますが、たまに首を動かしたりして遊んでいます。飲み終わった牛乳パックをこれからもリサイクルします。」 ●審査員評 ハリネズミのハリの、明るい色彩が見事です。顔を白にしたことで、その色彩がさらに輝いて見えます。牛乳パックを細くていねいに切る作業があってこその作品です。
各年の入賞作品はこちらから