★★★最優秀賞
『森の木から生まれた魚』 大久保 甲斐さん
山口市立小郡小学校 2年 |
「ブロックやつみ木で遊ぶのが好きなので、牛乳パックでそんなものが作れないかなとずっと見ていたら、注ぎ口の形がおもしろいなと思いました。切り取って四つに切っておったら三角のつみ木のようなものができて、たくさんならべるときれいで、魚のウロコみたいなので、大きな魚を作っていきました。水族館で見たマグロに似た感じになり、「森が海を作る。海が森を作る」と書いてあったのを思い出しました。牛乳パックも森で育った木がげんりょうなので、森と海と牛乳パックはつながりがある気がしてきました。」
●審査員評 牛乳パックの注ぎ口を一つのパーツとして使い、魚全体をつくりあげた構成力がすばらしいです。魚と牛乳パックのつながりを表すネーミングのセンスにも感心しました。独自のアイデアと造形力、そして環境への学びの広がりに、これからも期待しています。
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★優秀賞
『エコ・アンブレラ』 秦 まりなさん
和歌山市立三田小学校 3年 |
「わたしの家では、こわれたものはできるだけしゅうりし、使えないものは形をかえたり、部品だけ使ったりしています。かさが雨もりするようになったので、ぼう水の力がある牛乳パックのポリフィルムを使ってみようと思いました。一番問題だったのは、ポリフィルムをどうやってくっつけるかでした。お父さんが「アイロンを使うといいよ」と手つだってくれました。温度を低くしたらうまくできました。「もしかして使えるかな?」という目で見ると、いろんなアイデアが浮かんできます。」
●審査員評 ポリフィルムを使うことをよく思いつきました。普段から物を大切にする家庭にあってこその発想ですね。リサイクルとは、「もしかしたら使えるかな」という目を持つことだと教えてくれました。 |
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★優秀賞
『牛にゅうパックで切りおこし サケの川のぼり』 前田 康汰さん
佐倉市立西志津小学校 4年 |
「夏休みに図書館で切りおこしの本を見てとてもおどろきました。1枚の紙から切りはなしてはいけない。ほかの紙をたしてもいけない。二つのルールを守って、切りこみを入れた紙をおこすと、立体があらわれます。牛にゅうパックはじょうぶなので、カッターで切り込みをいれるのがたいへんでした。内がわに水色の画用紙をいれたら、元気で川をのぼるサケのように見えてきました。リサイクルやエコをつうじて、サケがかえってこられるようなキレイな川を守っていきたいです。」
●審査員評 切り起こしの技法に出会った驚きを、作品によくつなげました。元気に川をさかのぼる鮭の勢いを表現することに成功しています。きれいな川を守る行動に期待します。
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★全国小中学校環境教育研究会賞
『牛乳パックの地球儀』 川本 千夏さん
斑鳩町立斑鳩東小学校 5年 |
「地球儀をながめて「よし、やってみよう」と思いました。丸い地球儀から地図を写しとるのは、ずれたりして何回もやりなおして苦労しました。地球儀をかっこよく見せるため、四角のわくをつけて、ういているように仕上げました。国あて、国さがしなどをしました。牛乳パックを使って、今までにたくさんの作品を作りました。デコレーションケーキ、くわがた、観らん車‥‥。どれも、遊んだ後は大切にかざっています。」
●審査員評 学校での学びの上に立って、チャレンジをしている姿勢がうかがえます。曲面を作ること、軸で支えることの難しさを乗り越えた、根気強さに敬服します。これからも色々な作品にチャレンジしてください。
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★全国牛乳パックの再利用を考える連絡会賞
『わたしのおべんとう』 瀬尾 梨々花さん
庄原市立東城小学校 2年 |
「牛にゅうパックのフィルムをはがしてから小さくちぎって水につけておき、ミキサーにかけます。色は、おりがみをちぎっていれました。のりをまぜて、すきなたべものの形にして、何日もかわかしてからニスをぬりました。牛にゅうパックのそこを4つつなげておべんとうばこもつくりました。牛乳パックでほんものみたいにつくれて、すごいと思った。牛にゅうをのんだあとに、リサイクルをしたりゴミをへらせるからうれしいです。」
●審査員評 全て手作りの、心のこもったお弁当に仕上がっていました。牛乳パックからパルプを取り、たくさんのおかずを作る大変さも、でき上がったときの嬉しさで吹き飛んだことでしょう。
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★全国牛乳容器環境協議会賞
『牛にゅうパックヘリコプター』 金子 修汰さん
前橋市立若宮小学校 4年 |
「お母さんが仕事先のようち園で作った牛にゅうパックのブーメランを見て、ヘリコプターのプロペラに使えると思いました。しかも、回してみたいと思いました。大変だったことは、丸い本体を作るための紙をとり出す作ぎょうでした。1週間、毎ばんお父さんとおふろに入りながら時間をかけて表面をはがしたので、熱くて大変でした。プロペラは、わゴムを使って回るようにしました、色もぬってみたかったです。」
●審査員評 ヘリコプターのまるい機体を作るための牛乳パックとのバトルともいえる日々があってこその作品でした。ローターが回る姿も美しく、ランディング部分や尾部のローターなど細部もよく作っています。
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★日本酪農乳業協会賞
『牛乳パワーでシュート!』 滝澤 稜さん
相模原市立千木良小学校 5年 |
「ぼくはサッカーが好きなので、ボールをけるしゅんかんの絵を描いて、小さく切った紙パックをはり、はり絵を作りました。工夫したところはボールのふくらみです。5回くらい重ねて、うすくはがした紙で形を整え、パックからボールの色を切りとってはりました。学校のしげんかいしゅうに毎回参加して、荷物をはこんだりしています。これからも続けていきたいと思います。」
●審査員評 大好きなサッカーの一番かっこいいシーンを伝えたい気持ちにあふれていました。タイトルの「牛乳パワー」にも魅かれました。牛乳を飲んで健康に、そして資源回収も元気で続けてください。
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★テトラパック賞
『しゃしん立てつきのラップ&ペーパーホルダー』 前山 未有さん
さとえ学園小学校 1年 |
「キッチンでおかあさんがよくつかうものをまとめて、べんりになるようにかんがえました。トイレットペーパーがおもくて大きかったので、ささえられるかたちにするのがむずかしかった。しゃしんが入れられるところをつくり、じぶんでとったしゃしんを入れました。トイレットペーパーは、おさらのよごれをあらうまえに、ふきとるのにつかいます。そうすると、川の水をよごさないようにできるのだそうです。」
●審査員評 お母さんの使いやすさを全部集めたいという気持ちがたくさん伝わってきました。次は、家族のどなたのために作るのでしょう。いろいろな工夫に期待しています。
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★佳作・10周年記念特別奨励賞★ |
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