★★★最優秀賞
『エコバッグ』 南部 彩華 さん
涌谷町立涌谷第一小学校 3年 |
「3月11日の大震災後、スーパーの屋外販売ではマイバッグがないと困りました。牛乳パックは軽くて強く、水をはじき、汚れがつきにくいので、バッグを作ろうと思いました。ミシンは初めてでしたが、お母さんに教えてもらって、じょうずにできました。できあがったバッグを持って買い物をしていたら、お母さんの友達から「すごいね」とほめられてうれしかったです。大震災はたいへんなことがいろいろありましたが、前向きに考えて行動することの大切さを学びました。」
●審査員評 これまでにないアイデアで牛乳パックの丈夫さを引き出し、実用性とデザイン性を兼ね備えた完成度の高い作品で、審査委員全員が高く評価しました。震災後の不便な生活の中、牛乳パックに着目し、丁寧に作り上げた根気と技術力も賞賛に値します。
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★優秀賞
『モーモータウン』 久保谷 尊 さん
つくば市立栗原小学校 3年 |
「社会科で、学校のまわりやつくば市について学習し、地図作りをしました。それが楽しかったので、地きゅうにやさしくて楽しい、自分だけの町を立体で作ろうと思いました。山は木が生えているように、川は流れているように、切り方やはり方を工夫しました。作っているうちに、牛乳パックは青や緑が多いことに気づきました。それは、自然の色だからだと思いました。もう一つ、表面のフィルムの下からはじょうぶな白い紙が出てきたのでびっくりしました。さい利用しないともったいないと思いました。」
●審査員評 町のパーツの一つ一つに牛乳パックの異なる性質が生かされ、全体として、楽しい町を見事に構成していました。リサイクルは、素材の特性を知ることが大事、という気付きをこれからも大切にしてください 。 |
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★優秀賞
『みんなの心の中にあるもの』 大久保 甲斐 さん
山口市立小郡小学校 3年 |
「今年は、雨や地震など、自然のおそろしい力のことを何度もニュースで見ました。でも、津波にもまけなかった松の木や、いろんな国のみんなと助け合った話など、元気が出てくるニュースもいっぱいありました。そこで僕も、見た人みんなが元気になるような作品を作ろうと思いました。中心は富士山です。ぼくはこの力強くて美しい山が、日本人を支えてくれているのだと思います。立体的に見えるように、図書館で立版古(たてばんこ)という技法を見つけ、パックの形をいかそうと、アイデアをひねり出しました。」
●審査員評 作品には、見た人が元気になる力がありました。日本の象徴、富士山と桜、そして津波に負けなかった松の木。牛乳パックの折り線を見事に利用した立版古技法への挑戦も見事でした。今後のチャレンジも楽しみにしています。
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★全国小中学校環境教育研究会賞
『きぼう。そして未来へ』 前田 康汰 さん
佐倉市立西志津小学校 5年 |
「震災にあった福島の水族館から僕の住む千葉県の水族館にひなんしてきたごまふあざらしが赤ちゃんを産み、「きぼう」となづけられました。今、「きぼう」は再建された福島の水族館で元気に泳ぎまわっています。ぼくはこのニュースを聞いてとても勇気付けられました。今自分にできること、がんばればできそうなことをやることが「未来へ」つながる大切なことだと思いました。被災された人々と自分をはげますためにもこの作品を作りました。」
●審査員評 震災によって生まれた福島と千葉とのきずなを詰め込んだ、記念碑と言うべき作品でした。そして、切り起こしの文字が、震災からの立ち上がりを象徴しています。制作したときの思いをこれからも大切にしてください。
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★全国牛乳パックの再利用を考える連絡会賞
『ひえひえワンちゃんベッド』 鈴木 海晴 さん
横浜市立朝比奈小学校 5年 |
「節電がきっかけで、この作品を作りました。犬がすのこ上にねると、下から冷たい空気が出てくるという仕組みです。最初は、5キロ以上もある犬がのってもつぶれないか心配でしたが、パックの中に、小さく切って丸めたパックを入れたら、大丈夫でした。そして、本当にひえひえのベッドが完成し、犬がベッドの上で気持ちよさそうにねてくれたことがなによりうれしかったです。役に立つ物が作れて、ビックリしました。」
●審査員評 節電をしながら、ワンちゃんが涼しくいられるにはどうしよう? その解決策を、これまでにないアイデアで、見事に実現しました。牛乳パックの丈夫さが生かされた実用品として秀逸でした。
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★全国牛乳容器環境協議会賞
『かいぞくせんむつきごう』 石井 悠雅 さん
世田谷区立京西小学校 1年 |
「0歳のいもうとがのれる、ふねをつくりました。さいしょに10こつかいました。いもうとをのせたらしずんだので、2こたしました。まだ、あたまのほうがしずんだので、もう1こつけました。たいじゅう8キロのいもうとが、うきました。おっこちないように、さくをつけました。かみぱっくはかみなのに、ぬれても、やぶれにくくてびっくりしました。たのしかったし、りさいくるをできたし、えこになってよかったです。」
●審査員評 作って遊ぶ楽しさを教えてくれました。妹の体重を支えて浮かぶ船になるまで、パックの数を増やす過程は科学的で、たのもしいお兄ちゃん振りが伝わってきました。良い思い出としてください。
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★日本乳業協会賞
『おみこし ワッショイ!』 谷合 功次 さん 阿部 佑一朗 さん 久保田 陸 さん 佐藤 湊 さん 横田 楓佳 さん
座間市立相模野小学校特別支援級 |
「『おみこしワッショイ! おみこしワッショイ!』。やすみじかんに、みんなであそんだよ。じゅんばんに、おみこしをかついであそんだよ。とってもたのしかったよ。」
●審査員評 みなさんが「わっしょい!」とかついで遊ぶ、元気な声が聞こえてきました。 毎日飲んでいる牛乳のパックでこんなに楽しくなれることを学んでもらえて、とても嬉しく思います 。
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★佳作★ |
『いつくしまじんじゃ』 戸村佳寛さん
横浜市立神大寺小学校 1年 |
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『かけてみたくなる日本一のめがねやさん』 倉迫祥平さん
中津市立下秣小学校 1年 |
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『プロペラひこうき』 五十嵐悠朔さん
福島市立三河台小学校 2年 |
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『ペーパートリケラトプス』 柴田大空さん
江戸川区立上小岩第二小学校 2年 |
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『牛乳パックで作ったワニ』 末武拓海さん
郡上市立明宝小学校 2年 |
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『牛乳パックで作ったトリケラトプス博物館編』 北川博文さん
大磯町立大磯小学校 3年 |
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『きょうりゅうがよみがえった』 相澤日向さん
仙台市立福室小学校 3年 |
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『カタツムリのぐるぐるなべしき』 山崎咲織さん
仙台市立八幡小学校 3年 |
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『きょうりゅう』 峰村快さん
水俣市立水俣第一小学校 3年 |
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『エコパッチワークエプロン』 板垣彩叡さん
千葉大学教育学部附属小学校 4年 |
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『白い防具』 大河原早紀さん4年 大河原拓弥さん2年
さいたま市立大谷小学校 |
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『海ぞく船』 柴田朱里さん
岐阜市立長良東小学校 4年 |
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『強いぞくもの巣』 置田結平さん
郡上市立明宝小学校 4年 |
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『ポップアップカード〜シンデレラと馬車〜』 秦まりなさん
和歌山市立三田小学校 4年 |
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『百八十面体サッカーボール』 足立澪生さん
豊田市立高嶺小学校 4年 |
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『夏の思い出富士山』 吉田依生さん
岩国市立杭名小学校 5年 |
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『獲物をねらうタカ』 古田凜莉佳さん
本巣市立一色小学校 5年 |
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『はばたけオオムラサキ』 中村有人さん
青森市立原別小学校 5年 |
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『成分調整牛乳号』 東原淳起さん
吹田市立古江台小学校 5年 |
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『紙パックフルーツ』 湯川智咲さん
佐倉市立西志津小学校 6年 |
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『写真たて』 田一弘さん
川口市立前川小学校 6年 |
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『灯ろう』 鈴木乃愛さん
西尾市立鶴城小学校 6年 |
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『フラワーケーキ』 蔭原光玖さん
東みよし町立三庄小学校 6年 |
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