紙パックのリサイクルすると、どんなよいことがあるのでしょうか？

	▶︎ 紙パックは、どんなものに生まれかわるの？ ▶︎ 紙パックとリサイクルのよいこと

紙パックは、どんなものに
生まれかわるの？

紙パックは、じょうぶなパルプ＊の特長（とくちょう）をいかして、トイレットペーパーやティシュペーパー、キッチンペーパーなど身近な紙製品（かみせいひん）に生まれかわります。

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● リサイクルの流れ ●

● 工場をのぞいてみよう ●

①パルパー（大型のミキサー）でとかす

熱（あつ） いお湯の中で、ポリエチレンをはがします。
ポリエチレンは主に燃料（ねんりょう）として利用（りよう） されます。

②取りだしたパルプをあらう

よぶんなものがとりのぞかれます。

③パルプ液（えき）を機械（きかい）ですいて紙にする

④ジャンボロールのできあがり

⑤細くまきなおします

ミシン目などの加工（かこう） をします。

⑥トイレットペーパーの大きさにカット

このあとに、包装（ほうそう） して出荷します。

撮影協力：株式会社丸富製紙

1000mlの紙パックが何まいで、トイレットペーパーひとつ分のパルプと同じになるかな？

紙パックとリサイクルのよいこと

紙パックは、森林の管理（かんり）とともに生まれる環境（かんきょう）負荷（ふか）の少ない容器（ようき） であると同時に、リサイクルすることで、地球環境の保全（ほぜん）に役立つことが、ほうこくされています。

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● CO₂さくげんにつながる ●

CO₂（二酸化炭素（にさんかたんそ））は温室効果（おんしつこうか）ガスのひとつで、赤外線（ねつ）を地表に戻す性質があるため、地球温暖化（おんだんか）の原因（げんいん）となります。1000mlの紙パックをリサイクルしたときに出るCO₂は、同じ量（りょう） の紙パックをごみとしてもやした時に出るCO₂の半分以下であることがわかっています。

● 新しい雇用（こよう）を生みだす ●

集めた紙パックが回収（かいしゅう）されて工場に運ばれ、リサイクル工場で新しいものに生まれかわり製品（せいひん）として出荷され、スーパーなどの店頭にならぶかていで仕事が生まれ、たくさんの人たちが働（はたら）けます。再生紙（さいせいし）でできた製品を使うことで、またリサイクルの輪（わ）がつながり、社会が活性化（かっせいか）します。