紙パックは、木を原料としています。
どのようにして木から紙パックが作られるのだろう?
紙パックは環境に
やさしいの?
紙パックのふるさとは、主に北米や北欧の森です。紙を作るために木を切りたおして、環境に悪いことをしているのでは? と思うかもしれませんが、それはまちがいです。
紙パックのふるさとの森は、人間が大切に管理して育てている森です。種からなえを育てて植え、およそ50年かけて森に成長させます。
木を切るときは、すべて一度に切りたおすことはしません。動物のにげこむ森、魚のすみかである川や水源地域を保護します。フクロウなどの鳥が羽を休められるようなとまり木を残すなど、生きものがすむ環境に気を配っています。 森がなくなることはありません。
どうして北の森なの?
どうして日本の木を使わないのですか? とよく質問されます。日本でも紙に使う木を育てているところはありますが、紙の原料をとるには広い広い面積の森が必要なので、北米や北欧で森を育てているのです。
アメリカ合衆国ワシントン州 森を育てている山々
木から紙パックが
できるまで
1本の木のすべてが紙の原料になるのではありません。木は製材されて、家をたてたり、家具を作ったりするときに使われます。紙の原料となるところは、周りのあまったところ(は材)や、折れ曲がった枝、間ばつした細い木です。 それらを細かくくだいてチップにし、そこからパルプを取り出して紙の原料にします。
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パルプを機械ですいて、大きな紙のロールができあがります。このジャンボロールが船で日本に運ばれて、工場で紙パックが作られます。
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